「朝夷奈切通」の歴史と見所
朝夷奈切通は鎌倉七口のなかで最も距離が長く、所々に古の趣が残されている「切通」(きりどおし)。
切通とは、鎌倉と隣接地域を結ぶため山や丘を開削して作られた道のこと。このうち特に交通と防御の要所とされた七つの切通を鎌倉七口と呼び、戦の際はこれらの道を封鎖して敵の侵入を防いだ。
朝夷奈切通は六浦方面(重要な貿易港があった場所)へ通じた道で、1240年に朝比奈三郎義秀が一夜で開削したという伝説からその名がついた。国指定史跡。
「朝夷奈切通」の見所探し
※写真をクリックすると拡大表示します。
随所に古道らしさを漂わせている朝夷奈切通
【撮影】2013年5月中旬
【晩秋】鎌倉側入口付近の紅葉はなかなかの景色
【撮影】2013年12月上旬
朝夷奈切通の観光メモ
かつて鎌倉の繁栄と人々の生活を支えていた切通。小さな滝や、ひっそりと佇む熊野神社など、朝夷奈切通は鎌倉七口のなかでも特に古の趣を残す切通です。鎌倉ならではの古道に興味があれば、お薦めです。
開削によるものか、自然風化によるものかは不明ですが、頭上は鋭く切り立った崖になっている箇所がいくつかります。落石にはご注意を!
ちょっとした山道ですので滑らない靴でお出かけください。(舗装されていません)
朝夷奈切通をそのまま進むと国道号23号線の「朝比奈」バス停付近に出ます。(「朝比奈」のバス運行本数は鎌倉方面が1時間に1本か2本程度。金沢八景方面であればもう少しあるようです。)
切通は土砂崩れにより通行止めになるケースがあるので、観光協会などに確認してからお出かけになるのがおすすめです。
みんなのつぶやき 朝夷奈切通編
最近のツイートです。
「朝夷奈切通」を彩る花の見頃
朝夷奈切通に咲く花を中心としたおもな植物の見頃(開花時期)の目安です。
花\見頃時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||
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紅葉(コウヨウ) |
※見頃(開花時期)については鎌倉周辺地域のおよその見頃時期を表示。
「朝夷奈切通」の場所/時間/料金
朝夷奈切通までの歩き方
JR鎌倉駅から徒歩で行くと切通の入口までは1時間近くかかります。鎌倉駅東口からバスを利用するのがお薦めです。京急バスに乗り、「十二所神社」で下車します。バス停から切通の入口付近まで徒歩約10分。
横浜駅を起点にして行く場合は、横浜から京急本線で金沢八景駅まで行き、金沢八景駅から神奈中バスに乗り「朝比奈」で下車するという方法もあります。※バスの乗車時間は路線ルートや時間帯にもよりますが、鎌倉駅から乗る場合、金沢八景駅から乗る場合、ともに13分前後です。
鎌倉東部の観光マップ
周辺の観光スポットも一目瞭然!
※クリックするとマップが開きます。
【場所】
神奈川県鎌倉市十二所
※JR「鎌倉駅」から京急バス(鎌倉霊園正門前太刀洗行きなど)に乗車し「十二所神社」下車。バス停から入口まで徒歩約10分。
※詳しい場所はこちらの鎌倉七口のマップ(ルート付)でチェックできます。